●延命治療って・・?

延命治療は希望しないこと、家での介護は無理なこと、最初にはっきりと伝えてあった。 それでも、胃ろうをと勧められ、断ったら両手を広げ、ここまである命を、今度は両手をせばめ、あなたがここまでにしたのだと言われた。 そして、病院に入院しているいじょう、病院としては点滴はしないわけにはいかないと言われ、そういうものだと思っていた。 でも、その点滴の種類によっては、家族の延命希望があってはじめてできるものらしい。 かなちゃんの点滴はどうだったんだろう。明細が残っているので何を点滴したかはわかるけどさっぱりわからない。(調べるつもり) そもそも、拘束をしていなかったために骨折したことを、本当はそんなに責めるつもりなんてなかった。 拘束しっぱなしの方が事故は起きないし、楽なはず。でも、かわいそうだと思うからこそはずしていたんだと思う。夜、拘束を忘れてしまったことは大きなミスだけど、だからって騒ぎ立てるつもりなんてなかった。拘束OKのサインをもらったら、拘束しっぱなしという病院の方がよっぽど問題だと思う。 大きな病院でたくさんの人達が働いていて、その人たちの生活もかかっているし、地域のためにも病院が倒産するのは困ることだ。 だから、病院経営に一生懸命になるのも当然だと思う。それは今のシステムに問題があるのであって、それは政治のせいだということもわかる。 救急車がたらいまわしになるのも、退院するべき人間が入院しているせいだということもわかっている。 だから転院をせまられるのも仕方がないということは頭ではわかっている。 担当医がもう少し人間味のある人だったら・・もう少し家族の気持ちや負担を考える思いやりのある人だったら、こんないやな気持ちにはならなかった。 もしもあの点滴が延命治療に当たるものだったのなら、それで生き延びたかなちゃんの時間は何だったのか。 口から物を食べられなくなった時、高齢だったならばそのまま穏やかに逝くことが幸せだと思う。 わたしのこともわからないくらいボケボケの時に転院だったら、本人もわからないから良かったけど 今の状態のかなちゃんは、わかるはず。 本人も家族も希望していないのに、散々国のお金を使い延命しておいて、今度は転院・・・ 病院とは名ばかりの、死ぬのを待っている場所のような、医療型療養病院。 かなちゃんは現在水分補給のための補液 (これは延命治療ではない) を点滴しているので、介護型療養病院へ入ることはできない。 かわいそうだと思うなら家で介護しろと言う事なのだろう。それができないのならどんなに理不尽だと思うことも我慢しろと。。。 何も食べられなくなった時点で、そのままじいちゃんのとこに逝かれたらどんなに良かったことか・・ 本人も元気なころ、それを一番望んでいたのに。おむつで寝たきりにだけはなりたくないと、いつも言っていたのに・・ 日本の医療保険、このままでは崩壊するのは確実なのでは。。。