夜遅くに、まさおくんが亡くなったというニュースが流れた。
いろいろな意見もあるだろうとは思うけど、あえて言いたい。
レトリーバーが大好きで、癌でゴールデンのメアリーを亡くした飼い主として
わかってもらいたい。
レトリーバーは、本当に癌で亡くなる子が多い。
そして、癌とひとことで言っても、脂肪細胞腫、リンパ腫、血管肉腫・・・
それはそれはいろいろの種類があり、さらにその中にもいろいろある。
わかってから何年も普通に生活している子もいれば
あっと言う間に亡くなってしまう場合もある。
抗癌治療の効果のある場合もあれば、全く期待できない場合もある。
ものすごく苦しむこともあれば、そうでもないこともある。
そして、何より、ほとんどの子がまさおくんと同じで、若いのだ。
その子たちの飼い主が、皆、ストレスを与え、
大事にしていなかったなんてことは絶対にない。
ごん太の妹たちは、みんな10歳になれずに癌で亡くなってしまった。
でも、みんなそれはそれは大切に、かわいがられていた。
どんな生活をしていても、癌になる時はなるのだ。
まさおくんは、あの性格からみて、幸せな一生だったと思う。
いや、わたしはそう思いたい。
まさおくんにいっぱい楽しませてもらったし、少なくともわたしは
あの番組が好きで、楽しみに見ていた。
だから、あの生活がまさおくんに良くなかったというならば
わたしは、自分も共犯だと思っている。
メアリーは平均生存日数170~300日と言われたが
150日も生きることができなかった。
全く積極的治療をしなかったからかもしれない。
もしも、いろいろ手をつくせば、12歳になれたかもしれない。
でも、わたしは全く後悔はしていない。
その150日間を、メアリーは生き生きと充実して暮らすことができたから。
まさおくんも、まだ7歳と若かったけど、彼はとても充実した
一生だったと思う。
松本くん、まさおくんに巡り会えて良かったね。
まさおくんもきっとそう思っているよ。
まさおくん、ありがとう。安らかに・・・