● 注射の効果すごい!

 血液検査の結果、血小板が減っている。 腫瘍から少しずつ出血しているため、みんなそこに集まってしまうらしい。 貧血もちょっと悪くなっているようだ。
 
注射を4本打ってもらい、薬をもらって帰ってきたら・・・ うちに着いたとたんに、何か下さいと言うメアリー。 元気も出てきて、ペロッとごはんをたいらげた!
え~、こんなにすぐに効くもんなの~~~? でも、元気になったんだからいいや(^_^)
 
今回は注射で効果が現れてくれたからいいけど また血小板が減ってしまったら、 コ茶からの輸血を考えなければいけないんだけど・・・
輸血は時間がかかるため、病院に預けなくてはいけない。 輸血が必要なほど具合が悪いってことは、 預けている間に最悪の事態になることもあるわけで・・・
メアリーは絶対に病院で逝かせたくはない。
 
ごん太は事故の後、見た目は元気だった。 でも、念のために病院に一泊させることに。
まさかあんなことになるなんて、考えもしなかったから 置いてくるとき、
「何で帰っちゃうの?」 って 診察台の上で不安そうな顔をしていたけど、 全くおばかさんなんだから、くらいの気持ちで帰って来てしまった。
ごん太は、それまで一度もよそに預けたことがなかった。
生まれてはじめてひとりぼっちにさせられて、心細い中で逝かせてしまった。
脳内出血をしていたのだ。先生は一晩中がんばってくれたみたいだけど 明け方の5時半に大出血をしてどうしようもなかったらしい。
迎えに行った時は、どこにも血もついていなくてきれいなごん太だった。
それなのに、精神状態のおかしくなっているわたしは 先生にひどいことを言って、奪い返すように帰ってきてしまった。
もちろん後から謝ったけど、申し訳ないことをしてしまった。
 
メアリーが来てからも、同じ先生のお世話になっていたのだけど 避妊手術で一泊させなくてはいけなかったときに どうしても同じ病院に預けることができなくて・・
その時に病院を変えた。
あの時のごん太の顔を今も忘れられない。 メアリーにはそんな思いはさせたくない。