● メアリー 永眠

明け方2時ころ、メアリーの大きな声(悲鳴)が聞こえたような気がして飛び起きた。 でも、メアリーを見るとすやすやと寝ている。 いっしょの部屋で寝ていたあっこも起きたので、勘違いではないと思うのだけど・・・ でも、何でもないみたいなので、またそのまま寝た。 2時45分ころ、あっこの 「おかあさん・・・」 と静かに言う声で目が覚める。 「めあちゃん、息してない・・・」 「うそっ!」と、あわててメアリーのお腹をさわってみる。動いていない・・・ 二階から父ちゃんも気が付いて下りてくる。 メアリーはまるで眠っているようだ。呼べば、目を開けてくれそう。 穏やかで、かわいい寝顔・・・そうとしか思えない。 後からあっこから聞いた話。 2時半ころ、メアリーのしゃっくりのような声で目が覚め、 そばに行って、身体をなでていてあげたら、だんだんまるでフェイドアウトのように しゃっくりが小さくなっていき、そして止まってしまった。 えっと思い、なでていた手で確認してみると、心臓の鼓動も止まっていたらしい。 夢の中のできごとのようで、わたしを起こすとそれが現実になってしまうような 不思議な感覚で、しばらくは起こせなかったらしい。 息を引き取った後、開いてしまった口から、舌が出てしまったので それを一生懸命しまっていたらしい。 そのおかげか、メアリーは本当にきれいで、かわいくて、優しくて、穏やかな顔をしていた。 気が付くと、念のために敷いておいたおむつがグッショリとしていた。 それでも、Bunkoさん、おすすめのおむつは、さすがに性能が良くて おむつはズッシリと重くなっていたけど、めあちゃんはほとんど よごれずに済んだ。ありがとう、Bunkoさん。 鼻からの体液はなかなか止まってくれない。 でも、綿をつめるのは、何となくいやだったので、まめにティッシュを 取り替えていた。