一時期かわいいばあちゃんになっていたかなちゃんだけど、最近またかわいげのないクソババアに戻った(>_<) 素に戻ったってのもあるけど、痴呆がひどくなってきているってことだと思う。
ちょっと前までは、今の状態でうちに帰るのは無理だとわかっていて、かなちゃんなりに考えたんだと思う。かわいい患者でいた方が居心地がいいと。
かなちゃんは今、院内感染のため隔離病室にいる。ナースセンターの隣で、壁の上半分はガラス張り。
カーテンはあるけど、いちいち閉めないので看護士さんたちが行ったり来たりしているのが良く見える。
誰かが通るたびに、意地の悪い顔で睨みながら 「今誰か通ったよ!」 「また通ったよ!!」
そのたびに、「うん、ナースセンターだからね。」 と答える。。。
本日の会話
K 「まったく、何度時計を持って来ても無くなっちゃうんだよ!」
M 「ふぅ~ん」 一回も持って来てないけどね・・と思う。
K 「お風呂はすぐそこなのに、いっつもこのままベッドで行くんだよ!」
M 「楽でいいじゃないの~」 立つこともできないんだからありがたいやね・・と思う。
K 「あの看護士は言い方がきついんだよ!」
M 「そんなことないでしょう~」 今のあ~たの方がきついんでは・・と思う。
K 「あんまり遅いから迎えに来たの?」
M 「?????」 全く意味わからず・・・
K 「まったく・・・今日は職員が誰もなかなか送って行ってくれないんだよ!」
M 「・・・・・」 笑ってごまかす。デイケアに来ているつもりらしい。
K 「しょうがない。もう一泊していくか。」
M 「うん、そうだね。」 ふぅ~~~(;一_一)
K ナースセンターを見ながら 「あの人呼んで聞いてみようか?」
M 「何を???」 今度は何言い出すんだ? と思う。
K 「明日の夜だろ? 退院。」
M 「・・・・・」 あら、デイケアじゃなくなったんだ・・・
K 「あんまりせっつかないほうがいいか・・・」
M 「うん、そう思うよ。」 なんだかな・・(-_-;)
病院へ行くたびに、どっと疲れる。無理やり生かされているのがかわいそう・・・
確かに点滴をしているから、めちゃくちゃとは言いながらしゃべることができるんだろうけど
本人にとってこの状態が幸せなんだろうか・・・・・
点滴だけで生き延びているこの時間は、人として何なんだろう・・・・・・・・・・・
病院としては点滴はしないわけにはいかないと医者は言った。延命治療は望まないと言ったら
すでに今は延命治療の状態ですと言った。入院している以上、延命を拒否する権利はないんだ。
院内感染で退院することもできないのに。もちろん、自宅へ連れて帰る気もないけど。
日本尊厳死協会に入会したものの、点滴を拒否できないんじゃいっしょじゃない!
遺漏の選択をねえちゃんにさせないために入会したんだから、ま、その役には立つからいいか。
かなちゃんの入院費の総額の知らせが届いた。役所のやることは何でも遅い。催促は早いが!
5月 765710円 転倒して救急車で入院した病院
5月 86280円 転院先
6月 898510円 同上
7月 1537290円 大腿骨骨折手術した病院
7月 566810円 転院先
総額 3854600円
もちろんこのほ~んの一部分しか支払ってはいないから、残りはみな税金というわけ。
かなちゃんは特別な治療をしたわけでもなく、よくあるものばかり。破産するのは目に見えているよね。
こんなお年寄りが日本全国にどんだけいるんだか・・
そして、本人も家族も希望していないのに、遺漏で延命治療中のお年寄りがどんだけいるんだか・・
何度も言うけど、家族が希望している場合はいいんです!
別にね、お金がもったいないからお年寄りに治療はいらないなんて言っているわけじゃないよ。
痛みは出来る限り取り除いてあげたい。それにたとえいくつでも、治って何かをしたいという
強い希望があり、その可能性のある人はどんどん治療をしていいと思う。
そうでない場合はどうなんだろうかと思う。それでいて、若いのに保険の対象外だとかで
高い治療費が払えず治療を断念している人もいるなんて。
税金ばかり上がって行き、年金は下がり、この先どうなるんだ! 日本!!!
政党の数ばかり増え、みな自分が当選することしか頭に無いような方々ばかり。
一票を無駄にはしなくないが、いったい誰にすればいいんだかさっぱりわからん(ー_ー)!!